批評(レビュー)

はじめに

この批評(レビュー)は、まだジュラシックワールドエボリューションをプレーしたことがない方のために、ゲームの概要と個人的な批評を紹介したものです。

購入の参考になさる方は、人によって違った楽しみ方、違った評価があることを理解した上で、お読みください。既にプレーされた方は、お読みになる必要はございません。

批評(レビュー)

ジュラシックワールドエボリューションは、化石を発掘し、化石から恐竜のDNAを抽出し、ゲノムから恐竜を孵化させ、恐竜を飼育し、ゲスト(観光客)を集め、ジュラシックパークを経営します。

メニューや音声は、全て日本語化されています。丁寧なチュートリアルもあるのですが、それらも全て日本語化されています。不自然な翻訳もほとんどありません。最初からここまで完璧な日本語化は、海外のゲームでは貴重です。操作に関しても、他のPCゲームをプレイしたことがある方なら、すぐに慣れることができます。

ゲームのジャンルは、経営シミュレーションです。しかし、利益第一の経営シミュレーションとは少し違い、映画ジュラシックワールドの世界にスタッフの立場として参加するようなゲームです。金銭的に困ることは、いくつかの島の序盤くらいです。

ジュラシックワールドエボリューションは、ムービーシーンだけでなく、全ての映像が映画のような美しさです。恐竜好きや動物好きの方なら、その生態を眺めるだけで楽しめます。近距離から食事や戦闘を眺めることもできます。データベースも、図鑑のような詳しさです。

レンジャーチームを編成して、恐竜を治療したり、写真を撮影したりできるのですが、この操作性が個人的には不満です。キーボードで車やヘリコプターを操作するのはなかなか難しいですし、銃を扱う場面はプレイヤーのシューティングスキルも必要です。コンピューターに任せた方が楽なので、プレイヤー自ら操作するのは写真撮影と停電時くらいです。

非常に可能性を感じさせるゲームですが、経営要素の薄さ、恐竜アトラクションの少なさが、少々物足りなく感じさせる原因です。恐竜の暴走が予測できるというのも、ゲームとして面白味に欠けます。

- おすすめ度 -
★★★★☆